こんにちは、トモるです。
今日は、トモるが、小学生のころ読んだ漫画「美味しんぼ」についてです。
どうして、小学生がグルメ漫画を読んでいたかというと、トモるの父が読んで集めていた単行本を読んだのがきっかけです。第1巻から30巻ほどまでありました。
第1巻が出たのは、1985年ごろなので、トモるはまだ生まれていませんでした。
最近どうしても読みたくなったので、まとめ買いしました。
その中で、主人公の山岡士郎と栗田ゆう子が結婚するまでの話は、とても考えさせるエピソードが多いので皆さんにお伝えしたいと思います。二人は東西新聞という新聞社で働いています。
第1話は、当時のオフィスの様子が出るのですが、
PCがない!
たばこを吸いながら仕事をしている!
固定電話が昔の回す式!
と時代をすごく感じます。
その第1巻の第3話~寿司の心~を紹介したいと思います。
主人公の山岡は、栗田の作ったおむすびを一口食べて、30点とあしらいます。
栗田は、「そんなにまずかったのか」と少し残念がります。
そしてその晩、上司から、山岡、栗田は食事に誘われます。
食事にいったのは、銀座の有名寿司店でした
そこの大将は、お客に、「寿司の持ち方がなってねぇ」
お客が「マグロの美味しい所を頼むよ」というと、
「おいしい所だと、うちのマグロはどこをとっても日本一だ!ばかにすんじゃね!」と
とても横柄な大将だったのです。
そこで、注文をする際に、迷っている栗田に対して大将は、
「おたくみたいな、お嬢さんは、うちみたいな一流店は無理だよ、
家でスーパーのパック寿司でも食っておきな!」と吐き捨てます。
落ち込んでいる栗田に、
山岡が「大将の言うとおりに、スーパーのパック寿司喰えよ」と言います。
栗田が「ひどい!山岡さんまで!」というと、
山岡は、「パック寿司の方がよっぽどうまいぜ!」と言いました。
大将は大激怒。包丁を突き付けられた山岡は、
「明日にお前の寿司よりもおいしい寿司を喰わせてやる」と言い放ちました。
次の日、下町のある寿司屋に、一行は向かいます。
そこは、昔銀座で繁盛していたある大将の店でした。
ここで、横柄な対象VSある大将の寿司対決が行われるのでした。
ルールは簡単、同じネタ、シャリをつかって寿司を握り、みんな目隠しをして食べておいしい方を選ぶということでした。
結果は、ある大将の圧勝、自分の敗北を認められない横柄な大将は、
「みんなの舌がおかしいんじゃないか!」と言い訳をする始末。
そこで山岡は、「お前に味の違いを目で見せてやるよ」と言い放ちます。
向かったのは、大学病院でした。
握った寿司のCTスキャンをとるのでした。
断面図を見ると、ある大将の握った寿司は適度に空気がご飯の粒の間に入っている、
横柄な大将の寿司は、強く握りすぎたせいか、隙間が固まりになっていました。
山岡は、声を荒げて「寿司っていうのは、米粒と米粒の間に適度な空気を含んでいないと
下の上でほろりとくずれない。ネタとシャリの味がうまく溶け合わないのさ。
これでわかったかい!おまえの寿司の不味い訳が!
おごり高ぶった心で握れば、シャリもがちがちに固まってしまうんだ!
心のこまっていない寿司は、ただのシャリとネタの塊だ!寿司じゃねえ!
それがおまえの寿司なんだよ!」と
言い逃れの出来ない証拠を突き付けられた横柄な大将は、
がっくりして病院を去るのでした。
その夕方、下町のお寿司屋さんに戻り、一行でお寿司を食べます。
栗田は、「おじいさんに握ってもらうとすごくくつろいで楽しい気持ちになってくるわ、
ほんとうに寿司は心なのね」と
そして山岡は「寿司だけじゃね、食い物はすべて心さ、それを「究極のメニュー」というが、どうやって心をメニューに表せっていうんだ、表せるわけがない。」
といって締めくくります。
※美味しんぼは、東西新聞が創立100周年の記念事業となっています。詳しくは美味しんぼを読んでください。
次の日、会社にて、栗田はまた、山岡におむすびを勧めます。
山岡は、一口食って「もらっていくよ、競馬場は腹がへるからな。」とおむすびをもっていくのでした。
栗田のセリフはありませんが、すごく喜んでいる様子でした。
このエピソードを呼んで、何事も心が宿るんではないかと思いました。
栗田のおむすびは、初めは空気の塩梅が良くなかったのでしょう。
それは、空気を入れるということを知らなかったからです。
お寿司屋さんの経験で、空気の大切さを知り、作り直したおむすびは、空気が絶妙に入って美味しく仕上がっていたのでしょう。
これは、栗田が、山岡においしいおむすびを作ってあげたい、認めてもらいたいという気持ちがこもっていたから実現できたと思います。
トモるは、まだまだ駆け出しブロガーで、皆さんに伝えたいことがきっちり伝えられていないかも知れません。それは、技術が足りなかったり、配慮が足りなかっりします。
しかし、この一つ一つのブログがトモるの今の精いっぱいの気持ちであり、伝え方なのかなと思います。
トモるは、言葉で直接思いを伝えるのではなく、何かものを媒介させて伝えることが多々あります。
相手も、トモると同じように、そのものを見て、感じたことがトモると同じであれば、気持ちが伝わります。
そして気持ちが伝わった時は大変うれしく感じます。
皆さんも、思いをカタチにしたことがありますか?
そして、
その思いは伝わりましたか?
では、またブログで!