考え方

2018年 日経POSセレクションをみて ウェイパーと創味シャンタンの悲しい歴史

こんにちは、トモるです。

今回は、2018年 日経POSセレクション みて思った事です。

色々カテゴリーがあるのですが、その中で、トモるが見て驚いたのが、

「中華だしのもと(液状・ペースト)カテゴリー」です。

いささか、(液状・ペースト)とカテゴリー絞っているところが気になる所ですが、

売上No.1がCook Do香味ペーストです。

あ~結構CMやっているやつねと思いました。私が大学時代自炊をしている時は、味覇(ウェイパー)一強でした。ウェイパーを使うと野菜炒めか簡単においしく作れました。

ウェイパー一位じゃないのかと思って、どうして1位を守れなかったかと少し調べてみました。

香味ペーストとは、2012年より味の素から全国で発売されている中華調味料の一つです。まず特徴的なのが、その当時ウェイパーは、固形で使いずらかったのに対して、チューブで簡単に絞り出せるようにしている事です。そして、使い方の提案をしっかりして、香味ペーストのあるよりよい未来を消費者に想像させたことではないでしょうか?

CMで、香味ペーストの使い方をみて、自分の料理風景を想像する、そして使いやすそう、こんな使い方もあったのかと、連想させ商品の購入につなげている所です。また、2019年現在ではありますが、香味ペーストのHPは検索すると一番上に出てきて、見やすいです。また使い方もたくさんのっていて参考になります。しかし、ウェイパーのホームページは、一番上にきませんでした。また、気になったのは、「味覇はなくなりません、さらに美味しく~」と記載があったことです。そしてHPは、香味ペーストとに比べると見づらいです。

この辺りは、さすが、後発でも調味料界の巨人「味の素」ではないかなと思いました。しかし、なぜウェイパーが一強から陥落してしまったか、自分たちもすぐにペースト状の物を市場に出せなかったのか疑問に思います。

すこし、ぐぐってみると販売元と製造元で、香味ペーストに対しての戦略の違いにより決別をしていたようです。敵が来た時に、一緒に戦わないといけないのに、その戦略の違いで仲たがいになってしまう。戦前の海軍と陸軍のようです。そして、今は、ウエイパーと創味シャンタンという形でそれぞれが商品を出しているようです。ペースト状の商品を出したのは、香味ペーストが出てからしばらくたった後だったようです。このごたごたの間に市場を奪われてしまったのかと思いました。

そして、2012年以前のウエイパーの味は、創味シャンタンが受け継いでいるようです。

創味食品のHPには、はっきり書かれていませんが、以下引用です。知っている人が見ればわかる文章です。

作り手である当社は、黒子として製造に徹していたため名前が表に出ることはありませんでした。料理人と一部の料理好きの方だけの、知る人ぞ知る、中華調味料だったのです。
時代が流れ情報化が進むと、この中華調味料の噂が主婦の間にも広がってきました。もっとより多くの人に届けるために登場したのが、白い缶入りの「創味シャンタン」です。

以上引用

創味については、高校生ぐらいの時に、「創味のつゆ」が家を席捲していたのでしっていましたが、中華調味料が始まりとは知りませんでした。

商品は、それ自体が良いから売れるのではありません。その商品を使うミライをどうやって見せるか?その商品を使ったより良い未来を想像させるか?それに尽きると思います。それが必要なよりよい未来が描けるから、商品が生きてくる。見せ方が大切だなと思いました。

今度、創味シャンタンと香味ペーストを試してみたいと思うトモるなのでした。

皆さんの投資(お金、労働力の提供)している会社の商品は、より良いミライを見せてくれていますか?その会社と一緒にいることでより良い未来を想像できますか?

忙しい中でも、ちょっと心を休めて考えてみてはどうでしょうか?

では、またブログで!