こんにちは、トモるです。
今回は、最近みた映画「ちょっと今から仕事やめてくる」を見ての感想です。
この映画と「秒速5センチメートル」を見て週末は、自分の今の生き方を一度振り返ることができました。
特に、「ちょっと今から仕事やめてくる」については、人生にとって、本当に大切なものは何だろうか?ということを考えさせられました。
皆さんは、日々仕事に追われていませんか?皆さんは、何のために仕事をしていますか?
仕事に追われて、忙しい=心が亡くなって、大切なものが見えなくなっていませんか?
もし、ちょっと仕事に追われているなと思っている方がいれば、一度みてほしいと思います。
特に日本人は、こうあるべきだ、がんばらないといけないと肩の力が入りすぎて、次第に死んだ魚の目になっていくのではないかなと思います。
そんな死んだ魚の目の民族の国がこれから発展していくとは考えられません。
一人でも死んだ魚の目を、黄泉がえりさせたいです。その手助けをしたいです。
それでは、映画の紹介します。
冒頭で少年とアロハシャツとの英語の会話があります。
この会話に出てくる少年は孤児です。
そして、家族が星になっていると教えられています。
以下、字幕の内容です。
~字幕内容~
私が死んだらあの星になるの?
星になりたいの?
だって 家族があそこにいるから
そうか
キレイな星になりたいな
星になりたかったらー
まずは、ちゃんと生きなきゃ
生きるってどうゆうこと?
生きるって 希望を持つことだよ
えっ、希望?
人は希望がないとー
生きられないんだ
もし、希望がなくなったら?
希望はなくならないよ
見えなくなってしまうだけなんだ。
ここは天国?
ここは…
~~~~~~~
どうでしょうか?
「生きるとは、希望を持つことだよ。」
希望って何だろうか?
成し遂げたい夢、お金持ちになりたい、有名になりたい。
そんな俗なものとは違うような気がします。
「希望はなくならないよ、希望は見えなくなってしまうんだ。」
希望は、みんなに見えるもの。けど見えなくなってしまう。
もう一度聞きます。希望って何だろうか?
その一つの答えがこの映画の中で示されています。
ちなみに、この冒頭で既に涙目のトモるでした。
そして、本編に入っていきます。
主人公は、就職活動を苦しんでやっと入社した会社で部長からパワハラを受けながらも
残業代も出ないのに深夜まで仕事を頑張っています。
しかし、だんだん疲れが累積していきます。
親からの仕送りも食べずに腐らせてしまいます。
親の電話にも出なくなります。
そして、起きるのも億劫になっていきます。
疲れがピークになった帰宅中のホームで、生きるって何だろうかと考えながら
ホームに入線してくる電車に飛び込もうとします。
その時、アロハシャツをきた青年が主人公を助けるのです。
そのアロハシャツは、とっさに幼馴染みという嘘をつきました。
主人公を助けたのには訳があったのです。
アロハシャツは、居酒屋で主人公と話をします。
少し気持ちが楽になりました。
それから、ちょくちょく主人公はアロハシャツと合って、営業のコツとかネクタイ選びとかいろいろアドバイスをもらいます。
そして、仕事でも少しづつ好転していきます。
ついに、大きな仕事の受注に成功しました。
しかし、注文を間違い、取引先に大きな迷惑をかけてしまいました。
このミスは、主人公のミスではなく、主人公が実績を出すことを嫌った成績優秀な同僚の仕業でした。
成績優秀な同僚は、できなかった主人公が成績を上げると自分がもっと成績を上げないといけなくなる、それならば、主人公に大きな×を付けて、そのフォローをすると見せかけて自分の実績にしてしまおうと画策するのです。
主人公は、そんなことも知らずに、部長には怒られ、同僚にも迷惑をかけてしまった申し訳なさから、心が折れてしまいます。
そして、休日に会社の屋上にきて、飛び降りおうとします。
その時、アロハシャツが現れます。
そして、主人公を説得させます。
「人生は誰のためにあるんかわかるか?自分のためか?お前を大切におもっている人のためや。家族や。あんたは、そこで飛び降りておわりかもしれんけど、あんたがおらんようになってから取り残された人の気持ち考えたことあんのか、たまらんわ。特に親よりはよしんだらあかん。」
主人公は、そこでこう言います。
「俺、ずっと親にひどいことしてきたし…」
「なにしたんや。」
「おふくろの送ってくれた野菜腐らせるし、八つ当たりするし。父親にはリストラされたときに、能力がないから再就職もできないとか言ってしまったし、だからこんな息子がいなくなっても仕方がないとしか思わないよ」
「お前はほんまに親不孝もんやな、おとんとおかんがどう思ってるかは自分で確かめなあかんで、家族が、それも息子が先に死んで悲しまん親がおったら教えてほしいわ。」
その気持ちのこもったアロハシャツの言葉に主人公は、飛び降りるのを思いとどまるのでした。
そして主人公は、実家に帰ります。母親が食べたかった東京の美味しいケーキをお土産に。
このシーン、すごくジーンと来るものがあります。
おそらく両親は、この時息子に何かあったのだろうと勘付きます。その雰囲気がきちんと伝わってくる最高の演技でした。
そしてケーキを食べながら、親と久しぶりに話をするのです。
「俺が会社辞めたいっていったらどう思う?」
母親は、「別にいいんじゃない。だって会社は世界に一つじゃないだから、
こっちに戻ってきてもいいんだし。」
父親も「まだ若いんだし、一杯失敗をすればいいんだ。人間生きていれば何とでもなる。」
そして、母親は、察して昔話をするのです。
「お父さんがリストラされて、こっちでも仕事が見つからなかったじゃない。貯金は減っていく一方だし、おばあちゃんの介護は、一番大変で、もうお母さん、そういうの全部疲れてしまって、お父さんにみんなで一緒に死にましょうといったの。でも辞めた。私たちがどう思おうとも主人公の人生があると思ったら、あなたがどんな大人になるかを見たくなっちゃったの。」
母親には、息子という希望があった。それを見失いそうになったけど、ぎりぎりの所でもう一度見つけたのでした。
その話を聞いて、主人公は、人間に戻ったのでした。
そして、主人公は、会社を辞める決心がついたのでした。
今までさんざんパワハラをされた部長にも、自分をもっと大切にしてくださいと言って。
主人公は、会社を辞めて、交差点を鞄をぶんぶん降りましながら笑顔で行くのをみて、アロハシャツは自分の役割が終わったと感じ、主人公の前からさったのでした。
主人公は、アロハシャツの行方を捜します。そして、アロハシャツの知り合いを見つけることが出来たのです。
そして、アロハシャツには、双子の兄がいたこと、二人とも夢があり、兄は、受験日に体調を崩し、大学に行かずに就職をしたこと、その就職先がブラックで、自殺してこの世をさったことを知り合いから聞かされたのでした。
そして、知り合いは、こう続けます。自分の兄を救えなかった後悔の念があって、あなたを見た時に、同じ顔をしている。助けなきゃと思ったんじゃなかな。そしてあなたを助けることで、罪滅ぼしをしたかったんじゃないかな。
主人公は、アロハシャツを追って海外に行くのでした。
希望とは何か?
トモるの答えは、ありふれていますが、
「自分の見える範囲の人と心を通わせ、本当のありがとう、どういたしましての言える生活を死ぬまで続けることです。」
まだ、独り身なので奥さんとか子供とか想像できませんが、おそらく、この人を悲しませたくない、この人の笑顔をみたいという、ありふれているようで見落としてしまうことが希望なのではないかなと思います。
仕事は手段であって、目的ではない人がほとんどだと思います。しかし、その仕事に追われて、日々がその仕事をこなすためだけの人生になっていませんか?
トモるは、自分の希望を実現するために、お金が必要だから資産運用をしています。
お金があれば、解決できることがたくさんあります。それならば、お金を多く持っておくこしたことがないと思います。
仕事に忙しいと言って、今まで自分を思ってくれた人のことをないがしろにしていませんか?
遅かったと今は思うかもしれません。しかし、遅いと気付けたとき、行動できるか否かそれが、今後の人生の分岐点になるかもしれません。
あなたにとって、希望は何でしょうか?
では、またブログで!